院長紹介・
ドクターズインタビュー

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ご挨拶

「目の前の患者さんがあなたのお父さん・お母さん、あるいはお祖父さん・お祖母さんだったらどうしますか?その思いを忘れずに、患者さんに向き合うように。」

これは、私が医師になって最初に教えていただいたことで、内科・循環器内科医として経験を積んだ今でも、ずっと大切にしていることです。

適切な治療を行うためには、正確な診断が必要です。今は検査も充実し、より正確な診断ができるようになってきましたが、私は治療をしていくうえで一番大事なのは、患者さんのお話にしっかり耳を傾けることだと考えています。どのような症状に困っているのか、生活習慣はどうか、仕事やご家族との関わりはどうか――その方の背景や全体像を見極めなければ、本当に合った診断や治療にはたどり着けません。たとえ同じような症状でも、原因や必要な対応は一人ひとり異なります。だからこそ、まず丁寧にお話を伺うことを何より大切にしています。

また、治療は医療者からの一方通行ではなく、医師と患者さんがともに向き合いながら進めていくものだと思っています。そのため私は、できるだけ専門用語を使いすぎず、わかりやすい言葉でお伝えすることを心がけています。高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病についても、日々の食事や運動を含め、無理なく続けられる方法を一緒に考えていきたいと思っています。何でも気兼ねなく相談できる、かかりつけ医として、患者さんひとりひとりが元気に、その人らしく過ごせるよう、お手伝いができればうれしく思います。

最後に、私は子どもの頃よりメーテルリンクの『青い鳥』が大好きでした。今、「幸福の青い鳥」に象徴される健康や、身近にある日常のありがたさをあらためて感じています。私を育ててくれた地元の皆さまの健康と、ささやかな幸せが守られるよう、これからも寄り添ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

医師紹介

院長

さとこ内科クリニック院長 戸成 智子(となり さとこ)

さとこ内科クリニック院長 戸成 智子
(となり さとこ)

経歴

  • 1989年滋賀県立膳所高等学校卒業
  • 1995年大阪医科大学卒業
  • 1995年大阪医科大学 第三内科研修医
  • 1997年高槻赤十字病院 循環器内科
  • 2000年大阪医科大学 第三内科
  • 2004年大阪医科大学臨床研修センター
    臨床研修指導医
  • 2006年第一東和会病院 循環器内科
  • 2016年第一東和会病院 循環器内科副部長
  • 2019年大阪大学大学院医学系研究科
    先進融合医学共同研究講座
    特任研究員(兼任)
  • 2020年9月さとこ内科クリニック開院

資格

  • 医学博士
  • 日本内科学会認定 総合内科専門医
  • 日本循環器学会認定 循環器専門医
  • 日本糖尿病協会 糖尿病認定医
  • 日本東洋医学会認定 漢方専門医
  • 臨床研修指導医
  • 労働衛生コンサルタント

所属学会

  • 日本内科学会
  • 日本循環器学会
  • 日本心臓病学会
  • 日本東洋医学会
  • 日本高血圧学会

ドクターズインタビュー

高血圧や不整脈、動悸、胸の違和感など、気になる症状があっても「どのタイミングで受診すればよいのかわからない」と迷う方は少なくありません。そんな地域の皆様の不安や体調の変化に日々寄り添っているのが、滋賀県栗東市のさとこ内科クリニックです。2020年9月に開院した同院で院長を務める戸成 智子(となり さとこ)先生は、これまで循環器内科医として心臓や血管に関わる診療に長く携わってきた経験を持ち、生活習慣病の予防・管理から、動悸や不整脈など循環器症状の相談まで幅広く対応しています。今回のインタビューでは、戸成先生が大切にしている診療方針をはじめ、患者さんへの思い、クリニックの特徴、そして地域のかかりつけ医として目指す医療について伺いました。

患者さんの話を丁寧に聞くことが、診療の第一歩です

患者さんの話を丁寧に聞くことが、診療の第一歩です
患者さんの話を丁寧に聞くことが、診療の第一歩です
診療の際に、先生が特に大切にしていることを教えてください。

診療で何より大切にしているのは、まず患者さんのお話をしっかり伺うことです。症状だけを見るのではなく、普段どのような生活をしているのか、どんなことで困っているのか、仕事や家族のことも含めて、その方の背景まで見ていくことが、適切な診断や治療につながると考えています。検査機器が充実している今の医療でも、最初の手がかりになるのは、やはり患者さんご本人の言葉です。
また、患者さんが「こんなことを相談してもいいのかな」と遠慮せずに話せる雰囲気づくりも大切にしています。実際に、「ほかでは言いにくかったことも、ここでは話せた」と言ってくださる方もいらっしゃいます。医療機関に対して、敷居が高い、少し怖いという印象をお持ちの方も少なくありません。だからこそ、気になることを気兼ねなく相談できる場所でありたいと思っています。治療は医師から一方的に行うものではなく、患者さんと一緒に進めていくものです。わかりやすく説明しながら、その方に合った方法を一緒に考えていく。そんな診療を、これからも大切にしていきたいと思っています。

わかりやすい説明で、不安を少しでも減らしたい

わかりやすい説明で、不安を少しでも減らしたい
わかりやすい説明で、不安を少しでも減らしたい
患者さんへの説明で心がけていることはありますか。

説明の場面では、できるだけ専門用語を使わず、日常の言葉で伝えることを意識しています。医療の話は、どうしても難しく感じやすいものです。特に初めて聞く病名や治療内容については、不安が先に立ってしまい、うまく頭に入らないこともあります。そうしたときに、難しい表現ばかりで説明されると、患者さんはますます不安になってしまいます。だからこそ、できるだけ身近な言葉に置き換えながら、「今どんな状態なのか」「なぜその治療が必要なのか」を丁寧にお伝えするようにしています。
たとえば、同じ“むくみ”という症状でも、単なる運動不足や長時間の座りっぱなしが原因のこともあれば、心臓・腎臓・肝臓の不調が関係していることもあります。見た目は似ていても、背景はまったく違うことがあるため、まずはしっかりお話を聞いて、必要な診察や検査を行い、原因を見極めることが大切です。患者さんにとっては、症状の理由がわかるだけでも安心につながります。「自分の体で何が起きているのか」を納得していただいたうえで治療に進めるよう、ひとつひとつの説明を大切にしています。

生活習慣病は、症状がないうちから向き合うことが大切です

生活習慣病は、症状がないうちから向き合うことが大切です
生活習慣病は、症状がないうちから向き合うことが大切です
クリニックで力を入れている診療について教えてください。

当院では、高血圧や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病の診療に力を入れています。これらの病気は、初期には自覚症状がほとんどないことが多く、「今は困っていないから大丈夫」と思ってしまいがちです。ですが、症状がないまま少しずつ血管や臓器に負担がかかり、気づいたときには心筋梗塞や脳卒中、腎機能の低下など、重大な病気につながっていることもあります。循環器の診療に長く携わってきた中で、もっと早く気づいていれば防げたかもしれないケースも数多く見てきました。だからこそ、症状が出る前の段階から、きちんと向き合うことが大切だと考えています。
生活習慣病の管理というと、「すぐに薬が増えるのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、当院では生活背景も含めて丁寧に伺い、その方に合った方法を一緒に考えます。食事や運動の工夫で改善が期待できる部分はしっかりサポートし、必要に応じてお薬も無理のない形で取り入れていきます。無理な我慢や一律の指導ではなく、続けられる方法を見つけることが、長い目で見た健康につながると考えています。

「頑張りすぎない工夫」で続けられる健康づくりを

「頑張りすぎない工夫」で続けられる健康づくりを
「頑張りすぎない工夫」で続けられる健康づくりを
生活習慣の改善は難しいイメージがありますが、どのようにサポートされていますか。

生活習慣の改善で大切なのは、理想論だけを押しつけるのではなく、その方の暮らしの中で本当に続けられる方法を一緒に探すことです。運動が好きな方には運動を取り入れやすい方法を、忙しくて時間が取りにくい方には、日常生活の中でできる小さな工夫をご提案しています。たとえば、「歯みがきをしながらつま先立ちをする」「長時間座りっぱなしにならないよう意識する」といった、特別な準備がなくても始められることから取り入れていただくこともあります。
食事についても、ただ「減らしましょう」と伝えるのではなく、何をどのように食べると体に良いのかを具体的にお話ししています。実際に、仕事と家事で忙しく、夕方になるとお菓子に手が伸びてしまうという方に、昼食のとり方やたんぱく質の摂り方を見直していただいたところ、間食が減り、体重や血圧の改善につながったケースもありました。我慢ばかりの指導ではなく、「これならできそう」と思える方法を見つけることが、前向きな変化の第一歩になります。当院では、患者さん一人ひとりの生活に合わせた、無理のない健康づくりを大切にしています。

減塩や栄養の見直しも、わかりやすく具体的にお伝えします

減塩や栄養の見直しも、わかりやすく具体的にお伝えします
減塩や栄養の見直しも、わかりやすく具体的にお伝えします
食事指導では、どのような点を重視していますか。

高血圧をはじめとする生活習慣病では、毎日の食事がとても大切です。当院では特に減塩指導に力を入れており、スタッフと連携しながら、患者さんご自身が食生活を見直しやすいようサポートしています。塩分は、意識しないうちに多くなってしまうことが少なくありません。そのため、まずはチェックシートなどを活用しながら、ご自身の食生活の傾向を知っていただくことから始めます。そのうえで、「何を控えるか」だけでなく、「どうすれば無理なく続けられるか」を一緒に考えていきます。
また、食事量をただ減らすのではなく、必要な栄養をしっかりとることも重視しています。体重が気になって食事を減らしすぎると、かえって間食が増えたり、体調を崩したりすることがあります。筋肉量や体のバランスを見ながら、「この方は体重だけで判断しなくてよい」「むしろしっかり食べたほうがよい」と判断することもあります。特にご高齢の方では、筋肉量の低下を防ぐために、たんぱく質を意識していただくことも大切です。食事は毎日のことだからこそ、無理なく、前向きに続けられる形が理想です。当院では、患者さんそれぞれに合った“オーダーメイド”の食事サポートを心がけています。

動悸や不整脈など、循環器のご相談にも丁寧に対応します

動悸や不整脈など、循環器のご相談にも丁寧に対応します
動悸や不整脈など、循環器のご相談にも丁寧に対応します
循環器内科として、どのような症状を相談できますか。

当院では、循環器内科として、動悸や不整脈、胸の違和感、血圧の異常などのご相談に対応しています。なかでも、「胸がドキドキする」「脈が飛ぶ感じがする」といった動悸のご相談は比較的多く、30代から50代の方にもよく見られます。動悸とひとことで言っても、強いストレスや疲労がきっかけになっていることもあれば、治療が必要な不整脈が隠れていることもあります。そのため、まずは症状の出方や生活背景を丁寧に伺い、必要に応じて検査を行って原因を見極めます。
検査面では、心電図をはじめ、24時間の心電図記録ができるホルター心電図、血管の状態を確認する検査などを活用しながら、循環器の症状を詳しく評価していきます。状態によっては漢方薬を取り入れることもあり、症状や体質に応じて選択肢をご提案しています。また、緊急性の高い状態が疑われる場合には、連携している医療機関へ速やかにつなぐ体制も整えています。「少し気になるけれど、受診するほどなのかわからない」という症状でも、早めにご相談いただくことで安心につながることがあります。気になるサインを見逃さず、必要な診療を受けていただくことが大切です。

医師とスタッフが一緒に支える、相談しやすいクリニックを目指して

医師とスタッフが一緒に支える、相談しやすいクリニックを目指して
医師とスタッフが一緒に支える、相談しやすいクリニックを目指して
クリニックならではの特徴や強みを教えてください。

当院の特徴のひとつは、医師だけでなくスタッフも含めて、患者さんの健康づくりをチームで支えていることです。生活習慣病の診療では、診察室でのお話だけで終わるのではなく、看護師から具体的な運動の工夫や生活上のポイントをお伝えすることもあります。勉強や研修を重ねながら、患者さんにとってわかりやすく、実践しやすいサポートができるよう努めています。実際に、「ここまで丁寧に教えてもらったのは初めて」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
また、女性の医師だからこそ相談しやすいと感じてくださる方が多いのも、当院の大切な強みです。動悸や息切れ、血圧、体調のゆらぎ、更年期の不調など、症状そのものだけでなく、日々のしんどさや不安も含めて相談しやすい環境づくりを心がけています。ちょっとした違和感や言葉にしづらい悩みでも、安心して話していただけるよう、やわらかい雰囲気と丁寧な対応を大切にしています。病気を診るだけでなく、その方がその人らしく元気に過ごせるよう支えること。それが、当院が目指している医療です。

気になることがあれば、どうぞ気軽にご相談ください

気になることがあれば、どうぞ気軽にご相談ください
気になることがあれば、どうぞ気軽にご相談ください
最後に、受診を考えている方へメッセージをお願いします。

病院やクリニックというと、「症状が重くなってから行く場所」「何となく敷居が高い場所」と感じている方も多いかもしれません。でも実際には、はっきりした症状が出る前の小さな違和感こそ、早めに相談していただく意味があります。血圧が少し気になる、健康診断の結果が引っかかっていた、最近動悸がある、疲れやすい、食事や体重のことが気になっている――そんな段階でも、十分に受診のきっかけになります。
「こんなことで相談していいのかな」と迷う必要はありません。まずは一度お話しいただくことで、安心できることもありますし、必要な検査や治療につながることもあります。当院では、患者さん一人ひとりのお話を伺いながら、その方に合った道筋を一緒に考えていきます。大切なのは、不安をひとりで抱え込まないことです。地域のかかりつけ医として、体のことを気軽に相談できる場所でありたいと考えています。気になる症状や健康面のお悩みがありましたら、どうぞ無理をせず、お気軽にご相談ください。

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